国立感染症研究所がまとめた3日から9日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、ヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数が12週連続で増えた。手足口病も2週連続で増加した。感染性胃腸炎、咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は減少した。【新井哉】 〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約58.7%増の0.73人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、熊本(8.5人)、佐賀(8.3人)、福岡(5.17人)。 〔手足口病〕報告数は前週比約20%増の0.18人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(1.25人)、高知(1.0人)、佐賀(0.61人)。 〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約16.5%減の1.77人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.81人)、富山(3.03人)、宮崎(3.0人)。 〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約11.3%減の0.63人。都道府県別の上位3位は、福岡(2.66人)、鳥取(2.26人)、宮崎(2.08人)。 〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約15%減の0.17人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(0.97人)、高知(0.79人)、香川(0.64人)。
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