森友問題はこれで幕引きとなるのでしょうか。補助金1億7000万円あまりを騙し取ったとして、詐欺などの罪に問われていた籠池前理事長に、大阪地裁は懲役5年の実刑判決を下しました。
森友学園の前理事長、籠池泰典被告と妻の諄子被告は、大阪・豊中市に建設していた小学校の建設工事や幼稚園などの運営を巡り、国や大阪府・大阪市の補助金1億7000万円あまりをだまし取ったとして詐欺などの罪に問われていた。
きょう、大阪地方裁判所は、籠池前理事長に懲役5年の実刑判決を言い渡した。妻の諄子被告には、大阪府と大阪市の補助金詐欺を無罪とした上で、執行猶予のついた 懲役3年の判決を言い渡した。
判決後、実刑を免れた諄子被告は、報道陣の前に姿を現わした。
籠池諄子被告:「主人は立派だなと思った。行ってらっしゃいと(拘置所に)見送った。この不当な裁判には納得できない。安倍総理に反逆したら検察も裁判官もつながるのかな」
けさ、テレビ東京は、判決に臨む籠池夫妻を追った。
記者:2人とも赤
泰典被告:「勝負色だから」
諄子被告:「いま神社にお参りしてすがすがしい気持ちで臨みます」
空一面のうろこ雲を見上げて、一句。
泰典被告:「青と白 緑あやなす わが心」
判決に対しては夫婦そろって大きな自信を見せた。
記者:きょうの判決はどうなると思う
泰典被告:「無罪ですよ」
諄子被告:「無罪ですね」
泰典被告:「無罪と言うよりも家内は無実。冤罪だから無実。私は詐欺罪と詐欺未遂罪と言われているけどこれは無罪。無実。私に罪があるのであれば大阪府の職員も共同正犯になる」
記者:見逃していたから?
泰典被告:「そうそう。そうなる」
記者:きょう収監される可能性も
泰典被告:「ないでしょ。ないない。そりゃないですわ」
懲役5年の実刑判決を受けた泰典被告は、そのまま刑事施設へ収容された。
泰典被告:「私たちは最高裁まで戦う」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース