妻の一周忌を迎えました。笑顔がものすごく素敵な人でした。思い出すと今も涙がこみ上げてきて、抑えることができません。
妻が市の定期健診で検査の数値にかなり悪いところが見つかって、膵臓(すいぞう)がんと診断されたのが2019年1月。大学病院の医師によると、直径2・5センチほどの腫瘍(しゅよう)があり、すでに手術不可能な「ステージⅣ」という説明でした。すぐに治療が必要であると言われ、妻を別室に誘導した後、私だけに「余命半年前後」と告げられ、頭の中が真っ白になりました。
この時まで妻は元気でした。ただ、少し前に「何でも食べられておいしいのに2キロも痩せたの。でも平気よ」と明かしてきたんです。いつもの笑顔でした。
2人の息子たちに相談して…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル