栃木県足利市西宮町の両崖(りょうがい)山周辺で21日に発生した山火事は27日も鎮火のめどがたっていない。火事の発生直後に119番通報した登山客の男性が朝日新聞の取材に応じ、通報当時の状況を語ってくれた。
男性は千葉県野田市から登山で訪れていた会社役員湯田淳さん(56)。車で足利市を訪れ、21日午後2時半ごろから両崖山を単独で登り始めた。
登山道は乾いた落ち葉で覆われていて、進むごとに足元で「カサカサ」と音がした。中腹にあるあずま屋で中高年の男性グループが談笑していた。1人が火のついたたばこを手に持ったまま、台の上に両手をついていた。「危険だな」と思いながら登山を続けた。
約40分かけて両崖山の山頂に…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル