政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身(おみ)茂会長(72)が開設したインスタグラムが話題だ。フォロワーは8月末の開設から1カ月弱で約80万人に。18日夜には初のライブ配信を開催した。コロナ専門家の「顔」である尾身会長がインスタで発信する狙いとは。
18日午後8時。インスタグラムの画面に、尾身会長が登場した。不織布のマスクに、胸に「#ねえねえ尾身さん」と書かれた白いTシャツ姿。普段の会見よりもリラックスした雰囲気だ。
「どんな考えや悩みがあるのかを知りたいし、私たちの考え方も知ってもらい、双方向の対話ができれば」。尾身会長がアカウントを開設した理由を説明。事前に募った質問を司会役が紹介し、それに答える形でライブ配信は進んだ。
「若者と対話の場を」持ちかけたのは尾身氏
表現などをアドバイスしている早稲田大学大学院の田中幹人教授は「一方的な発信だけでなく、社会全体で議論し、選んでいくフェーズになってきている」と話します。この時期に双方向の発信を始めた経緯は。インスタの「中の人」を取材しました。
率直な質問に、尾身会長が次…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル