春の全国交通安全運動が始まった6日、警視庁荻窪署では元女流棋士でアナウンサーの竹俣紅(べに)さん(25)が一日署長に就き、交通安全を呼びかけるパレードが開かれた。竹俣さんは自転車用ヘルメットについて「気をつけていても、自転車は倒れてしまうことがある。ヘルメットを着け、万が一に備えて」と語った。
パレードには警視庁の騎馬隊や都立大泉高、同付属中の吹奏楽部員ら計約130人が参加し、JR荻窪駅前を約400メートル練り歩いた。竹俣さんはトークショーで、自転車用ヘルメットの着用が昨年4月から努力義務化されたことを受け、「一般の人は着ける機会がまだ少ない」と指摘。署員から帽子を模したヘルメットがあり、違和感なく着用できると紹介を受けた。
佐藤正志署長は「通学に不慣れな新1年生を含め、子どもを守る対策を住民のみなさんと取り組む」と述べた。(福冨旅史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル