新型コロナウイルスの感染拡大が観光地に大きな影響を及ぼしていることを受けて、鳥取県は31日、鳥取砂丘と大山の県内2大観光地の関係団体や市町とともに「安心観光・飲食エリア」協定を締結する。感染予防対策を徹底・整備した後に「宣言」を出し、観光誘客に役立てる方針。 協定を締結するエリアは、土産物店など約20店舗がかかわる「鳥取砂丘」と、旅館・ホテルなど約30店舗が関係する「大山寺」の2地域。エリア内の観光・飲食などの店舗で構成する団体が、感染予防対策徹底の意向を示している。 31日の協定締結後は、エリア内の店舗が県の示す事業継続のためのガイドラインなどに沿って、実効性のある感染予防対策を実施。対策ができていると団体が判断した場合、「安心観光・飲食エリア」を宣言する。さらに店舗は県の「新型コロナ対策認証事業所」の認証取得に努めるとともに、感染予防対策が実施できているか2週間1回のペースでセルフチェックし、県も月に1回、実施状況を点検するという。 平井伸治知事は「取り組みは県のホームページで発信するとともに地元もPRする。県が取り組みをバックアップしたい」と話し、停滞する観光の一助とする考えを示した。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース