厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)は28日、国内で新型コロナウイルスに感染し重症化した人の割合を年代別に明らかにした。60代以上で8・5%に上り、50代以下では0・3%だった。死亡した人の割合は60代以上で5・7%、50代以下で0・06%だった。
新型コロナは、肺、心臓、腎臓の病気や糖尿病、高血圧といった持病のある人と高齢者で重症化しやすい。今回の分析では、集中治療室(ICU)に入った人や人工呼吸器を付けた人、死亡した人を「重症者」とした。
「第2波」が起きた6~8月でみると、重症者の割合は71~80歳で8・4%、81~90歳で14・5%。30歳以下は0・1%未満だった。4月以前は71~80歳が26・2%、81~90歳が34・7%で、どの年代も重症者の割合が下がった。
6月以降は検査の拡充で軽症や…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル