スルガ銀行(静岡県沼津市)は14日、不透明な取引が問題になっていた創業家ファミリー企業への融資をすべて回収し、関係を解消したと発表した。
スルガ銀から創業家ファミリー企業への融資残高は、昨年9月末で433億円あった。10月、創業家側がスルガ銀に全額返済するという合意書を結び、株式や不動産などの売却で資金回収を進めていた。ファミリー企業が持つ不動産には、東京支店が入る東京・日本橋のビルも含まれていた。
昨年10月には、創業家とファミリー企業が持つスルガ銀の全株式を、家電大手ノジマが取得し、資本関係はすでに解消していた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル