東京都府中市で8日、タクシー運転手が客を装った男からトランクに閉じ込められるなどした事件で、警視庁は、住所不定の無職小椋一正容疑者(53)を逮捕監禁と強盗の疑いで逮捕し、16日発表した。容疑を認め、「生活に困窮していた」と話しているという。
捜査1課によると、小椋容疑者は8日午後9時ごろ、府中市多磨町で、30代のタクシーの女性運転手に刃物を突きつけて「金を出せ」と脅迫。両腕を縛ってトランクに監禁し、売上金など約3万7500円とタクシーを奪った疑いがある。タクシーは間もなく乗り捨てた。同課は沿道の防犯カメラの映像などから、小椋容疑者を特定したという。
一方、都内では4日夜にも江東区で、タクシー運転手の男性が客を装った男に刃物で脅され、現金約2万円を奪われる事件が起きていた。小椋容疑者が関与を認めているといい、同課が裏付け捜査を進めている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル