旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が、傘下のテーマパーク「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)を売却する方向で調整していることがわかった。香港の投資会社などに数百億円で売却する方向だ。手持ち資金を確保するねらいがあるとみられる。
HISはコロナ禍による旅行需要の低迷で業績が悪化。2022年4月中間決算の純損益は過去最大となる269億円の赤字だった。HISはハウステンボスの株式の66・7%を保有しており、売却して手持ち資金を確保したい考えのようだ。九州電力や西部ガスなど、他の株主も保有する株式を手放す方向だ。売却後もハウステンボスの営業は続ける見込みだ。
ハウステンボスは1992年…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル