カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を表明している林文子横浜市長(73)と、絶対反対を唱える“ハマのドン”藤木幸夫横浜港運協会会長(89)が6日、昨年8月の横浜市の誘致発表以来、初めてツーショットとなった。
【写真】「命を懸けて反対する」と会見した”ハマのドン”藤木横浜港運協会会長
横浜港運協会の新年賀詞交換会に来賓として出席した林氏が祝辞後、藤木会長にあいさつしたもので、報道陣のカメラも気にせず、談笑しながら握手した。「今日は『お前はマル(賛成)かバツ(反対)か』という話はなし」という藤木会長は林氏について「古い付き合いだから、握手ぐらいさせて下さいよ。一緒に温泉行けたって、行かないけど」と話した。
しかし、林氏が会場を後にすると、横浜市が進めている民説明会について「役所の皆さんがかわいそうですよ。したくない仕事をして。そんなことやらせること自体。一種の犯罪ですよ」と冗舌に語り、IRを巡る汚職が拡大していることに「あんなもの、政治家みんなやってることだから。新聞が何百ページあっても足りないよ」と言い放った。
「だんだんあれ(IR)が悪いものだと浸透してきているでしょ。若い連中から突き上げ食らっちゃってんのよ。第一線のよろいかぶとを着ていたオレが我慢しているって。年下の女(林氏)に少し優しすぎるって言うんだよ」。絶対反対の立場は変わらない。「考えを変えるってことは死ぬことだから」。
「この正月で数えで90歳になったけど、まだ大丈夫。1、2年は持ちますから。将来のため、頑張りますよ。遠慮なく私をむち打って下さい」と意気軒高だった。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース