広島東署は20日、海田町中店の建設業、中川学容疑者(52)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕し、発表した。中川容疑者の軽自動車はパトカーに追跡され、府中町内で民家のブロック塀に衝突した。中川容疑者はあばら骨が折れるなどの重傷。
署によると、「車で来ているのに酒を飲んでいる」との通報受けた署員が19日午後10時前、府中町の飲食店から出てきた中川容疑者を発見。軽自動車に乗り込んだため、パトカーからマイクで停止指示を出したところ逃走した。緊急走行に切り替えて追跡を始めて約1分後、T字路付近の民家のブロック塀にぶつかったという。民家にいた80代男性と妻にけがはなかった。
事故後、同署は中川容疑者を道交法違反(合図不履行)容疑で現行犯逮捕したが、入院・治療のため20日未明に釈放。同日に退院後、酒を飲んで運転した疑いで再逮捕した。
パトカーは時速約60キロで追跡し、車間距離は約50メートルあったという。同署の村上範芳次長は「事故は残念。パトカーの追跡方法については特段問題なかったと認識している」と話した。(北村浩貴)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル