マイナンバーカードを使って行政手続きができる政府のサイト「マイナポータル」で、他人の年金記録が閲覧できる状態になるトラブルが発生していたことがわかった。複数の政府関係者が明らかにした。データを入力する際に人為的なミスがあり、少なくとも約170件で別人の情報とひもづけられた可能性があるという。政府は、他にも同様の事例がないかなどを調べている。
関係者によると、ミスは、地方公務員らが入る共済組合で発生。年金などの社会保障関連の記録を手入力で移し替える際に起きたとみられるという。誤って入力したことで、別人の情報などとひもづいて登録され、第三者の閲覧が可能になった恐れがある。確認された分については、閲覧ができないように対応をしたという。
政府関係者の一人は「完全なるヒューマンエラー」との見方を示している。政府は他にも同様の事例がないか調べるとともに原因の確認を急いでいる。
地方公務員共済組合を所管す…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル