22日から政府の観光支援策「Go To トラベル」が始まるのを前に、栃木県日光市の憾満ケ淵(かんまんがふち)に並ぶ約70体の「並び地蔵」にマスクが着けられた。真っ白なマスク姿のお地蔵さんに、観光客や市民が手を合わせている。
「笑顔で旅行が楽しめる日本列島にしたい」との願いを込め、「日光市女将(おかみ)の会」の女将たちがマスクを手作り。地蔵を所有する日光山輪王寺(りんのうじ)の関係者らと一緒に一つひとつ着けた。
江戸時代のものとされる並び地蔵は数えるたびに数が異なるといわれ、「化け地蔵」とも呼ばれる。
栃木市から訪れた名渕(なぶち)ミノリさん(79)は「一日も早くみんなが笑顔になれる世の中になってほしい」と願ったという。マスク姿のお地蔵さんは31日まで見ることができる。(梶山天)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル