マスク着用が「個人の判断」となった今年3月、マスクの効果について記事を書くために、多くの論文、報告書などを読み込んだ。効果があるのか、ないのか、確実なことは言えない。これが正直な感想だ。
そもそも、なぜマスクが感染対策になるのか。新型コロナは感染者の口から出る飛沫(ひまつ)やエアロゾルといった微小な粒子で他人に感染する。マスクがこの経路をふさぐからだ。
記事では、東京大学医科学研究所などの実験室内での検証を紹介した。それによると、感染性の粒子を出す側も、それを吸い込む側も、マスク着用でリスクが下がった。
実生活でのマスクの効果を見た研究も採り上げた。
デンマークでの研究では「効…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル