相模原市内のマクドナルドのある店舗が、地元の中学校を名指しして、同校のすべての生徒を「出入り禁止」にする旨の貼り紙を店の入り口に掲げた。
「店内での中学生迷惑行為に関して、他のお客様へのご迷惑、店舗スタッフの身に危険を感じることがございます」――。21日、記者が確認した貼り紙には、こんなふうに、理由も記されていた。
この貼り紙の写真が、ツイッターなどSNS上で拡散され、議論を呼んでいる。騒ぎを受けて、店側は貼り紙の内容を見直し、22日には中学校名は貼り紙の文面からは消えたが、なぜ出入り禁止になったのか。
「出入り禁止」問題をめぐって、識者の見方もさまざまです。記事後半では、法哲学とリスクマネジメントの2人の識者の見解を紹介しています。
学校は、この店から数百メートルほど離れた場所にある。同校や日本マクドナルド広報部によると、昨年度からたびたび、店内で騒ぐなどの迷惑行為を生徒が繰り返していたとして、店から学校に複数回、改善を求める連絡があった。
マクドナルド側は警察にも相談したといい、学校には警察からも指導をするよう要請があったという。
店から学校への「全生徒出入り禁止」の提案
同校によると、店側が指摘し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル