京都府警は22日、万引きの容疑で事情を聴いていた無職の男性(46)=京都市右京区=が山科署の男子トイレで21日夜に自殺を図り、意識不明の重体になったと発表した。府警によると、聴取後に「トイレに行きたい」と告げ、署員が足を挟んで扉が少し開いた状態にしたまま、男性は個室に入った。その直後、所持していたナイフ(刃渡り6センチ)で首を切ったという。
同署によると、男性は21日午前10時半ごろ、京都市伏見区のショッピングセンターで菓子パンを盗んだ疑いがあり、任意で聴取されていたという。署員が所持品を確認した際、ズボンのポケットにカッターナイフが入っているのに気づいて預かったが、別のナイフを持っていたらしい。
田村博之副署長は「職務執行行為は適正だった」としている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル