東京都保健医療公社は7日、同公社が運営する多摩北部医療センター(東村山市)の医師の端末・メールアカウントに対する不正アクセス被害に関する調査結果を公表した。不正アクセスを意図した添付ファイルを医師が開封したことがウイルス感染の原因とし、被害が確認できたのは職務用パソコン端末のメールボックスに限られ、ハードディスクやファイルサーバーに被害はなかったという。【新井哉】
同公社によると、ウイルスはマルウェア「Emotet」の亜種とみられ、メールボックスが不正にアクセスされた痕跡が認められたが、流出した情報はメールボックス内の一部にとどまったことが推定されるという。
6日時点で公社や都庁のメールサーバーに対して46件のスパム攻撃が確認されたが、いずれもスキャン機能や受信者によるメール削除などで感染には至っていないとしている。
同公社は、今回の事故を受け、個人情報の管理や情報セキュリティー対策をまとめた緊急対策のリーフレットを作成し、全職員に周知徹底を図ったという。
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