KAWASAKIしんゆり映画祭は4日夜、ドキュメンタリー「主戦場」が上映され、閉幕した。川崎市の懸念を受け、開幕時点では上映が見送られることになっていたが、映画関係者らから抗議の声が上がったため、一転して上映する運びとなった。ボランティア主体の「手づくり映画祭」は、表現の自由を考える場になった。
上映に先立ちあいさつしたミキ・デザキ監督は「日本の表現の自由の大勝利だと思っている」と語った。
主催団体が2日に上映決定をフェイスブックで公表したばかりだが、88席に対して、映画ファンら約250人が4日午前、観賞の抽選券を求めて川崎市麻生区の会場前に列をつくった。同区の主婦高沢和美さん(63)は「評判を聞いて、見たいと思っていた。これからも良い作品を上映することに萎縮がないよう願っています」と話した。
上映決定後、2日間で20~3…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル