作家の乙武洋匡さん(43)がMCを務めるAbemaTVのニュース番組「AbemaPrime(アベマプライム)」が、アジア圏で最も権威のあるテレビ賞「アジア・テレビジョン・アワード」の「ニュースキャスター部門」にノミネートされたことが16日、分かった。アジアのエミー賞とも言われる候補になったことで、2020年東京五輪・パラリンピックを前に“アジアの顔”として活躍の場が広がっていきそうだ。
1996年に創設された「アジア・テレビジョン・アワード」は今年で24回目。最近では14年にTBS系ドラマ「半沢直樹」が「ドラマ・シリーズ部門」で最優秀作品賞を受賞したが、個人のノミネートは異例。
乙武さんは、今年4月から「AbemaNewsチャンネル」で平日夜9時から放送のニュース番組「AbemaPrime」の金曜日を担当。自身初となる報道番組のMCを務め、これまでに「障がい者の性」や「障がい者と笑い」などをテーマとして取り上げてきたが、自らの経験を生かした独自の視点で真正面から掘り下げてきたことが高く評価された形となった。
栄誉ある賞の候補になった一報を受け、乙武さんは「アジアのテレビ界において最も権威ある賞にノミネートいただき、非常に光栄です。今後も私だからこそ伝えられることにこだわり、番組に携わっていければと思います」とコメント。かねてからパラスポーツ取材に力を入れ、今年に入ってからは自ら義足歩行に挑戦、その体験をつづった著書「四肢奮迅」を上梓するなど、来年のパラリンピックを控え、乙武さんの発信力はアジア、さらには世界へと高まっていきそうだ。
最優秀賞は来年1月10日にフィリピンのマニラで開催される授賞式で発表され、AbemaNewsチャンネルの「AbemaPrime」が同日午後9時から生放送する。
報知新聞社
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