けさは寒くて目を覚ましてしまった方も多かったかもしれません。九州は各地でこの秋一番の冷え込みとなり、内陸部や山沿いは最低気温が10度を下回った所もありました。今夜も晴れて、けさ以上に気温が下がる所もありそうです。また、九州は台風19号の北上に伴い、あす(10日)以降、波が高くなるなどの影響が出始める見込みです。連休にかけて、台風19号の動きにも注意が必要です。
九州 けさは各地でひんやり
九州には先週末から乾いた涼しい秋の空気が流れ込んできており、特にけさは季節の進みが感じられるひんやりとした朝となりました。よく晴れて放射冷却も強まったため、けさの最低気温は、熊本県阿蘇市乙姫で6.8度、宮崎県五ヶ瀬町鞍岡で8.4度、鹿児島県伊佐市で9.0度など、内陸部や山沿いでは最低気温がこの秋はじめて10度を下回った所もありました。今夜もよく晴れて、けさ以上に気温が下がる所もありそうです。うっかり寝冷えをしないよう、暖かくしてお休みください。
台風19号北上 九州は12日(土)を中心に強風・高波に注意
大型で猛烈な台風19号は、このあとも勢力を維持したまま日本の南海上を北上し、週末には紀伊半島から東日本の太平洋側にかなり接近・上陸の恐れがあります。台風19号が九州に直接近づく恐れはありませんが、大型で勢力が大変強い台風であるため、あす10日(木)には太平洋側で急速に波が高くなってくる見込みです。11日(金)は九州北部でも波が高くなり、九州南部の沿岸海上は大しけとなるでしょう。さらに12日(土)は九州付近でも気圧の傾きが大変大きくなるため、沿岸海上は非常に強い風が吹く恐れもあり、波は一段と高くなる見込みです。台風の進路が西寄りになるほど九州への影響も大きくなりますので、今後、連休にかけて最新の情報にご注意下さい。
日本気象協会 九州支社 君島 由希子
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