活発な梅雨前線の影響で、6月30日夜から1日にかけ、九州北部や山口県では記録的な大雨となった。そのほかの地域でも局地的に強い雨が降った。山口県で1人が死亡し、山口、大分両県では計2人と連絡がとれていない。
前線はしばらく九州付近に停滞する見込みで、2日は一時的に落ち着くものの、3日から再び雨が降る恐れがあるという。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域もあり、気象庁は引き続き土砂災害への警戒を呼びかけている。
気象庁によると、降り始めからの雨量は九州北部の多いところで400ミリを超え、24時間降水量は山口市で289・0ミリを観測するなど、山口、大分両県の計4地点で観測史上最多を更新した。
山口市では用水路に沈んだ車から高齢男性が見つかり、死亡が確認された。山口県美祢市では路上で車が水没し、1人と連絡が取れなくなった。大分県由布市湯布院町では、住宅1軒が土砂に流され、住民の1人と連絡がとれていないという。
2日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、九州南部100ミリ▽近畿90ミリ▽関東甲信、東海80ミリ。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル