事件や事故で家族を亡くした子どもたちに楽しい時間を過ごしてもらおうと、警視庁は4日、国立競技場で行われたサッカーJリーグのルヴァン杯決勝に9家族25人を招待した。
試合前には、グラウンド見学もセットされた。子どもたちは芝を触ったり、監督や選手が座るベンチで写真撮影をしたりして楽しんだ。
試合は、アビスパ福岡が浦和レッズから2点を先取し、2―1で逃げ切る熱戦となった。8年前に兄(当時11)を交通事故で亡くし、今年からサッカーを始めたという小学校6年生の男子(12)は、「最後までどっちが勝つか分からず、面白かった。これからもサッカーを続ける予定です」と笑顔で語った。
警視庁の犯罪被害者支援室は2015年から、サッカーや野球の試合、同庁音楽隊のイベントなどに子どもたちを招待している。(長妻昭明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル