新型コロナウイルスの影響で客が激減していた京都の観光地は徐々に活気を取り戻しつつある。
6日、清水寺に続く清水坂の約20店舗が一斉に営業を再開させた。清水繁栄会の村上健治会長(76)は「一斉に開けて、『清水坂は元気に商売しているよ。ぜひお越し下さい』という意思表示です」と説明した。
清水寺では週末の参拝者が緊急事態宣言解除前の1日400人程度から、約3000人まで増加した。平日でも200人から多いときで800人程度までになっているという。八坂神社も同様で、神社庶務課の東條貴史さんは「若干増えていると思います。油断は禁物なので(感染対策に)最善を尽くそうと思います」と語った。
繁華街の四条河原町では人通りが増加。飲食店で働く30代の男性は「コロナ前に比べると3割ぐらいは戻っている」と話した。だが店は外国人観光客向けのようで「(外国人が)戻ってもらわないと、今日は2000円も稼いでいない」と嘆いた。【南谷竜則】
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