宝塚歌劇団の専科スター轟悠(とどろきゆう)が、キューバ革命の立役者チェ・ゲバラの半生を演じる。3年前に演じた米大統領リンカーンに続き、広く知られた歴史的人物での主演。「みなさんが知っている人物の根底の部分、心や精神を知りたい。そこを大事にして深みを見せられれば」と語る。
月組公演「チェ・ゲバラ」のポスターは、宝塚では異色で目をひく。濃い赤色をバックに、軍服姿でベレー帽をかぶったひげ面の轟。ゲバラの有名な肖像写真と同様に、鋭く宙を見据える。
「ポスターをご覧になられた方のご期待、ゲバラファンの皆さんの好奇心にこたえられるのか。のしかかってくるものはありますが、自分のペースで作っていきたい」
ゲバラは、1928年、アルゼンチン生まれ。中南米への旅で貧困問題などを意識するようになり、フィデル・カストロとの出会いを経て、59年のキューバ革命で中心的役割を果たす。
「宝塚がゲバラを取り上げてく…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル