大村久
佐賀県サッカー協会は15日、30代の男性理事が約320万円を着服していたと発表した。理事は協会に着服を認めているというが、詳しい使途はわかっていない。これまでに約170万円が返金され、残りも返金の意向を示しているという。
この理事は、社会人や大学生の大会運営などを担う第1種委員会の委員長を2016年度から務め、19年度から会計も担当していたという。委員会の別の役員が「日当が支払われていない」と協会に相談したことがきっかけで、協会が調査して発覚した。
19~22年度、領収書を偽造するなどして役員らの日当や交通費などを着服していたという。協会は今年2月に臨時理事会を開き、第1種委員会の委員長を解任した。
協会は県スポーツ協会や九州サッカー協会、日本サッカー協会にも報告した。今後、刑事告訴についても検討しているという。(大村久)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル