成沢解語 板倉大地
佐賀空港(佐賀市)への陸上自衛隊オスプレイ配備計画を巡り、防衛省が12日にも駐屯地の建設工事を始めることが、関係者への取材でわかった。オスプレイは陸自木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備されており、その期限の2025年7月までの完成を目指す。
駐屯地が建設されるのは、佐賀空港西側の土地33ヘクタール。そのうち31ヘクタールの民有地について、土地名義人の佐賀県有明海漁協が5月に防衛省と土地売買契約を結んだ。
計画では、オスプレイ17機とヘリコプター約50機が駐機する。工事の契約金額は142億1200万円で、地盤改良のほか、格納庫や駐機場、隊員の庁舎、管理棟、燃料タンクなどを建設する予定。休日を含め、24時間態勢で進める方針だ。
九州防衛局は今月6日と8日、佐賀市内で住民説明会を開き、工事区域の仮囲いや仮設調整池の設置から始める方針を示した。地元住民からは、通学時間帯や夜間に工事車両が行き来することへの懸念の声が出ている。(成沢解語、板倉大地)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル