22日放送のTBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜・前10時25分)では、新聞記者と賭けマージャンをしていた東京高検の黒川弘務検事長(63)が辞職することを報じた。
黒川氏は、安倍晋三首相に辞表を提出し、22日の閣議で承認を得る。森雅子法相は今回の問題で訓告処分にしたことを発表した。
コメンテーターの八代英輝弁護士(55)は、報道から処分までのスピード対応に「処分を出すのが早すぎませんか、いくらなんでも。調べてる形跡すらないじゃないですか。実態はもう司法取引ですよ。本人が認めるかわりに、軽い処分で済ますという。身内でこんな司法取引やっていいんですか?」と納得できない様子。
八代氏のあまりの迫力にスタジオは一瞬、静まりかえったが元検事の大澤孝征弁護士が「それはおっしゃる通りだと思いますよ」とし「そう見られてしまうというのは、李下に冠を正さず、ですよ。検察は元々、秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)なんだから、厳しくないといけないですよ。それを、そういう風に受け止められる事自体が、検察の信頼を損なうと」と語った。
続いて黒川氏と司法修習生35期の同期だった元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(63)も「検察官適格審査会が土俵となって、ここで本来はきちんと審査するというのが大事だったのを、結論ありきで先に辞職を認めて、これで終わりという事自体は問題があると思います」と見解を示していた。
報知新聞社
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