陸上自衛隊久居駐屯地(津市)は13日、不正に駐屯地から外出したまま長期欠勤した上、強盗致傷事件に関わったとして、第33普通科連隊の3等陸曹の男(24)=強盗致傷罪などで起訴=を同日付で懲戒免職処分とし、発表した。
発表によると、男は昨年11月25日朝に駐屯地から不正に外出し、所在がわからなくなった。さらに今年1月12日に千葉県大網白里市で男2人と共謀し、金品を奪おうとリサイクルショップに押し入り、店主にけがを負わせたとされる。翌13日に千葉県警に強盗致傷容疑で逮捕されるまで正当な理由のない欠勤は46日間に及んだという。
陸自は懲戒免職の理由について、職務を怠ったり、自衛官にふさわしくない行為をしたりするなどの自衛隊法違反があったためとしている。千葉地検が2月、強盗致傷罪などで男を千葉地裁に起訴した。
捜査関係者によると、男の携帯電話には、1月19日に東京都狛江市で起きた強盗殺人事件の被害者の住所を記したメッセージが残されていたことがわかっている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル