山本大輔
北九州市出身で東京在住の漫画家・イラストレーター、わたせせいぞうさんが9日、自身の作品を常設展示している同市門司区のギャラリーで、サイン会を開いた。ギャラリーの開館20周年記念行事で、福岡県内外から来たファンら100人以上が列をなした。
2002年10月にJR門司港駅近くで開館した「わたせせいぞうギャラリー門司港」は今月、秋冬に向けた作品に展示を入れ替えたばかり。約70作品が見られる会場で、わたせさんは「門司港は人間わたせせいぞうの原点。北九州のために愛を尽くしていきます」と地元への感謝を表明。来館者が購入したカレンダーなどにサインをしながら、一人ひとりと言葉を交わし、記念撮影に応じていた。
福岡県篠栗町から来た太田喜視さん(56)は「大学時代からファン。初めてお会いできて、ずっと話していたかった」と感激していた。サイン会は当日限りだが、ギャラリーが入る建物2階では、20周年記念展が23日まで開かれている。(山本大輔)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル