All Nippon NewsNetwork(ANN)
安倍政権で農林水産大臣を務めた吉川貴盛氏(70)に、現金が供与されていた疑いがあることがわかりました。関係者によりますと、広島県の鶏卵業大手『アキタフーズ』の元代表が、在任中の吉川元大臣に3回にわたって、現金500万円を提供した疑いがあるということです。吉川元大臣が、関係する政治団体の収支報告書には大臣在任中にアキタフーズや元代表から500万円を受け取った記載はありません。 検察当局は7月、河井克行元法務大臣夫妻をめぐる選挙違反事件の関係先として、アキタフーズの本社などを家宅捜索していました。この捜査がきっかけで、今回の疑惑が浮上したとみられます。アキタフーズの元代表は、日本養鶏協会の幹部として、吉川氏が大臣の時などに農水省に度々要望を伝えていました。 吉川氏は2018年10月に農林水産大臣に就任。去年9月まで務めました。その後は、事務総長として、二階派を取り仕切っていましたが、先月26日の二階派の会合には姿を見せていませんでした。吉川元大臣の公設秘書は「本人とはしゃべっていない。コメント自体もちょっと出せる状態ではない」と語りました。吉川元大臣からは現金を受け取ったかについて説明はありませんでしたが、2日午後、「先週、不整脈となり、急きょ病院に入院したことから対応することができませんでした。しばらく検査の上、治療に専念しなければならない状況となっております。党幹事長宛に選挙対策委員長代行をはじめとする、すべての党役職を辞することをお伝えしました」とのコメントが出されました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース