福岡県は11日、国体などの県選手団が着用するユニホームのジャケットにプリントされた県章が反転していたと発表した。約5年間、気付かずに着用されていたという。
県によると、今のデザインのユニホームは2019年度から使われ、昨年の鹿児島国体をはじめ、全国障害者スポーツ大会や全国健康福祉祭で選手らが着用してきた。県章は県花の梅がモチーフで、ジャケットの右胸にプリントされている。
県の調査によると、ユニホームを作ったメーカー「トンボ」がデザインを決める過程で、県章の位置を左胸から右胸に変更。その際に反転した可能性が高いという。
昨年の秋、県障がい者スポーツ協会の事務局職員が、10月の全国障害者スポーツ大会に向けた準備をしていた際、ジャケットとポロシャツを見比べて違いに気づき、メーカーに指摘。ポロシャツのプリントが正しかった。
これまでに約2250着を選手らに販売しているという。ジャケットを作り直し、今後、競技団体などを通じて無償で交換する予定。(大下美倫)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル