観光客や若者らでごった返す福岡市の中心部・天神エリアで、「ビッグバン」と呼ばれる大規模な再開発事業が進んでいる。
そのなかでも目玉事業の一つが、3月に完成したばかりの25階建てのビル「福岡大名ガーデンシティ」だ。
ブランド店やオフィスが入居するビルの地下にある一室に入ると、120個ほどの段ボール箱がずらりと並ぶ。
ビスケット、水、毛布、簡易トイレ……。
いずれも、大きな地震や豪雨といった災害が起きたときに、帰宅が難しくなった人に提供するため準備しているものだ。
災害の発生時には都市部で多くの帰宅困難者が出るとされています。もし、帰宅困難者になったら……。記事の後半では、事前に備えておくべきことを専門家に挙げてもらっています。
ガーデンシティを開発する事業者と福岡市は、帰宅困難者をビルで受け入れるとの協定を結んでおり、300人が3日間過ごせるだけの非常食などを備蓄。3階のロビーなど計600平方メートルを開放して受け入れる想定で、非常用発電機も備えている。
事業者代表の積水ハウスの担…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル