大阪府は26日、新型コロナウイルス感染者の療養先の一つとして運用していた「大阪コロナ大規模医療・療養センター」(大阪市)の新規入所予約を今月30日の午後6時で終了すると発表した。吉村洋文知事は記者団に対し、「もともとの予定通り」と説明。5月31日までに撤去工事を行い、閉鎖するという。
同センターでの新規予約受付の終了後は、感染者に対し、宿泊療養施設での受け入れを案内する。
同センターは感染拡大期に病院や宿泊療養施設が不足することを想定し、府が大阪市の国際展示場「インテックス大阪」に約78億円の予算で整備した。最大1千床規模の臨時施設として1月31日から運用をスタート。だが、想定した若年層の利用は低調で、今月25日までの入所者は累計で290人。最も多い日で3月10日発表の70人だった。25日公表時点での利用者は8人となっている。実際にかかった費用は約50億円の見通しだという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル