岐阜県瑞浪市大湫町で5日、7月11日の大雨で倒れた樹齢約1300年の大杉を洗浄する作業があった。地域住民らでつくる「神明大杉再生検討会議」が、根元から数メートルを一部保存すると決めたことを受けて、地元の男性有志が作業に参加。大杉の根元周辺についた泥を水で洗い流した。
同会議によると、大杉の根の一部はまだ地中にあり、水を吸い続けている。腐食を防ぎ、質のいい状態で保存するためには、今後、根を切る必要がある。地元でできる作業として、根の周りの泥をまず除去することにしたという。
足立亘・大湫町区長会長(68)は「作業をすることで前に前進していく。天候に恵まれ、晴天の下で作業ができて、ちょっとほっとしました」と述べた。(戸村登)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル