厚生労働省は4月18日、妊婦を対象に配布を始めた布製マスクに汚れなどの付着があったと発表した。
厚労省によると、「糸くずが入っていた」「黒ずみがあった」といった報告が相次いだという。不良品の報告事例は17日午後9時時点で、全国80市区町村から1901件に上る。
厚労省は14日から、妊婦用に布マスクを配布をする市区町村に対して、50万枚分の発送を開始していた。妊婦1人に2枚ずつ配布される予定という。
厚労省は、布マスクのメーカーに対して生産体制の見直しや検品体制の強化を要請。市町村に対しても、配布する際に目視での確認を徹底するよう求めている。不良品が届いた場合は交換する。
布マスクはすでに、介護施設向けに約1930万枚が配布済みで、小中学校向けにも約800万枚が配布される。不良品の報告は、介護施設で髪の毛の混入が1件、小中学校向けでは虫の混入が1件あったという。
厚労省は、17日から配布が始まった一般世帯向けの布マスクについては「メーカーから納品された商品について目視をした上での配布を行っており、同様の事例が生じる可能性は減じている状況です」と説明している。
濱田理央(Rio Hamada)
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