建築家の安藤忠雄氏が私費で建築し、建物を地元自治体などに寄贈する「こども本の森」が、札幌市の北海道大学構内に開設されることになった。土地を提供する北大、完成後に運営を担う札幌市、設計、建築する安藤忠雄建築研究所(大阪市)の間で7日、基本合意書が結ばれた。2026年夏までの完成をめざす。
こども本の森は、子どもたちに多様な本を手にとってもらい、無限の想像力や好奇心を育んでほしいと、安藤氏が各地で建築している。2020年7月に大阪市に「こども本の森 中之島」が開館したほか、岩手県遠野市(21年7月)や神戸市(22年3月)にも開設。蔵書は地元や世界各国の在日本大使館から寄贈されている。熊本市や松山市、バングラデシュの首都ダッカでも開館をめざしている。
北大札幌キャンパスには、ア…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル