大麻取締法違反の罪で起訴された、KAT-TUNの元メンバー田口淳之介被告(33)と女優の小嶺麗奈被告(38)の初公判が先ほど終わり、検察側は2人に懲役6カ月を求刑した。
田口被告と小嶺被告は今年5月、東京・世田谷区の自宅マンションで乾燥大麻を所持していたとして大麻取締法違反の罪に問われているが、今回の裁判の中で犯行の詳しい状況も明らかになってきた。
まず証拠調べでは、田口被告については、大麻は小嶺被告が売人の知人から入手したもので、それを田口被告も知っていたという。また、10年ほど前から大麻を使用し、小嶺被告から大麻使用を告げられて一緒に使うようになったということだ。
小嶺被告については、逮捕された際に持っていた大麻について、5月に田口被告と自宅で持っていた、いずれも2人で使うためのものだったという。この大麻は、知人から2万5000円を支払って入手したものであることも明らかになった。
被告人質問では、小嶺被告については、田口被告との交際が写真週刊誌に掲載された後、悪質なファンから嫌がらせを多く受けたり、ブログに脅迫文のようなものが殺到、車で追いかけられ罵声を浴びせられたり、真実とは異なることをマスコミに書かれたことでストレスが溜まり、摂食障害や耳の病気などを発症したという。こうしたことから2009年、大麻は「苦しみを緩和する」というようなことを知り、実際に使用して怒りや不安をリラックスさせたと話している。
田口被告については、大麻を買っていたのは小嶺被告だと話し、大麻を使う頻度については、持っている時は3日に1回ぐらいだったとしている。大麻を使うに至った経緯については「仕事や人間関係のストレスが一番の原因だと思う」とし、「落ち着いたり、気持ちがまろやかになることを感じた」と話したということだ。
また、田口被告は「芸能活動を今後も続けていきたい」といい、さらに田口被告と小嶺被告ともに今後も交際を続けたいとし、交際を続けるなら小嶺被告は結婚も考えていると話したということだ。
裁判の最後には2人が肩を並べて法廷に立ち、裁判官から「何か述べたいことはありますか?」と問われ、田口被告は「今回のことでたくさん関係者や応援してくれるファンの期待、そして自分自身の夢も裏切ることになったので、二度とないと思い、更生して真っ当な人生を歩みたいと思います」と話した。小嶺被告は「今回の件でたくさんの方にご迷惑とご心配をおかけしたことをしっかり反省し、私自身、精神的にも肉体的にも強くなって、しっかり生きていきたいです。申し訳ございませんでした」と話した。
弁護側は最後、2人ともに執行猶予付きの判決を求めると話したということだ。
判決は今月30日に言い渡されることになっている。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)
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