東京都の小池百合子知事は30日、東京オリンピック(五輪)マラソン・競歩の会場変更を協議する国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会で、札幌ではなく、あくまでも東京での開催を求めた。ただ、ジョン・コーツIOC副会長は、札幌移転が決定事項と強調。結論が出るのは11月1日の4者協議。大会組織委員会の森喜朗会長の調整力が鍵を握る。
<小池氏の主な一問一答>
-どんな条件なら札幌開催に合意できる
「そのための調整委員会だ。いろんな観点からの協議を重ねたい」
-費用負担の議論が出た際、都の主張は
「仮の話。都として別の会場に都民の税金を払う考えはございません」
-森会長は、選手への配慮の観点でIOCの気持ちも分かるとおっしゃった
「選手の皆さんもいろいろ発言をされている。東京のコースに合わせて練習してきた方、新国立競技場にゴールをしたいという方。それぞれ、アスリートだと思います」
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