従来型五輪の開催は難しいとの指摘もあるが
共同通信:それでは本日、幹事社から2点お伺いしたいと思います。1点目は新型コロナの関連なんですけれども、きのうの政府の分科会で横浜スタジアムのプロ野球の公式戦で8割以上の観客を入れて人の流れですとか、飛沫の影響なんかを調べる実証実験をするという方針が示されました。 今後、東京五輪・パラリンピックの開催に向けて観客の収容人数をどう設定するのかっていうのは大きなテーマになってくると思うんですけれども、この関連でこの実験にどう注目されるかということと、一方で東京都の医師会の尾崎会長が先日の記者会見で感染者が増えている国もある中で、世界中から観客を呼ぶ従来型の五輪開催は難しいんじゃないかというような指摘をする声も出ているんですけれども、こうした意見との関連でもご見解をお願いします。 小池:例えば横浜スタジアムで検証を、満席にした場合どうなるのか、満席に近い状態で実施するとどうなるのかという検証実験が行われること、分科会のほうが了承をしたということであります。これらのオリ・パラ大会に向けての対策については、調整会議で国や組織委員会などと一緒に、先ほど申し上げましたように水際対策とか、感染防止対策など幅広く検討を進めているところであります。これまでもいろいろ、富岳を使うとか、いろんな研究も行われてきていますけれども、今後とも調整会議をベースに、いろんなケースを検証していくことになるかと思います。 それから東京都の医師会の会長のご発言でありますけど、東京都医師会には、熱中症対策から感染症対策、PCRセンター、各、東京の中で、各地につくられておりますけれども、これらについても大変ご協力いただいてまいりました。あと、療養、ホテルですね。療養施設などでも、都の医師会の、それぞれの区だったり市の医師会のご協力をいただいているところであります。 これらについて、先ほど申し上げたように調整会議で国そして組織委員会で広く、幅広く検討を進めている中で、このオリンピック・パラリンピックをいかに安心で安全な大会にすることができるかということを、これからも積み重ねていくということであります。これからも、次回の会議が保健医療機能についての議論というふうに聞いています、調整会議のほうですね。ということで、それぞれ研究を重ねて、安心・安全な大会にすべく、最大のことをこれからも積み上げていきたいと思います。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース