岐阜市北部の田園地帯に、巨大な柱が高くそびえ立つ。空が赤く染まる夕刻、柱の列は古代遺跡のように浮かび上がり、まるで異世界のようだ。
岐阜、愛知、三重3県を結ぶ「東海環状道」の岐阜インターチェンジ(IC・仮称)の建設現場。高さ7~33メートルの橋脚が74基あり、主に本線を支える30メートル前後の白柱が並ぶ。接続するトンネルの標高が高く、本線が高所に設けられるため、柱の数も多くなった。
SNSでは英国の巨石遺跡にも見えることから、「岐阜のストーンヘンジ」と話題になっている。
年内には、橋桁を橋脚に据え付ける工事が始まる予定。岐阜ICは、2024年度開通見込みの山県―大野神戸IC間に完成する。(長島一浩)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル