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全国的に感染が広がるなか、国会では、『GoToキャンペーン』を続けるべきか、野党が専門家に見解をただしました。
新型コロナ感染症対策分科会の尾身会長:「新規の感染だけじゃなくて、発症日別、あるいは、PCRの陽性率、医療供給体制、検査の体制というのを総合的に見て、県を越えての移動は控えたらいいのか、あるいは大丈夫じゃないかということを我々は必要であれば申し上げたい。重要視しているのは、医療機関への圧迫。全体のパッケージの中で、人の動きということについても、我々は、近々しっかりとした考えを出す必要があると思っている」
尾身会長は、東京以外の感染状況をどう評価するか、様々なデータを見ていて、近く専門家の考えを示すと説明しました。 また、野党は、介護施設などに配る予定の布マスク8000万枚の発送を中止するよう求めています。
厚生労働省大臣官房付・中野孝浩氏:「配送時期は改めて検討させていただいている。いろんな可能性も含めて検討していくなかで、配送中止の可能性も選択肢としては検討の一つになりうる。最終的には大臣が判断する」
一日に複数の利用者と接する介護の現場では、マスクはその都度取り替えるのが理想的です。しかし、再利用を前提とした布マスクでは、それができません。
『暮らしネット・えん』の小島美里代表理事:「布マスクは人気ない。使い捨てのできるものがほしい。1日何回も捨てられるくらいの量はほしい。介護の現場で必要なのはお金。今後も続けていかなければならない仕事なので、ぜひ減収分の補填をしてほしい。ギリギリでやってるから介護職員の報酬・収入が少ない。そこにきて減収になったら、どういうことかわかるでしょ。つぶれるしかなくなるところがいっぱい出てくるはず」 政府は、希望する施設に布マスクを配布し、残りを備蓄する方向で検討しています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース