広島市は平和記念公園のレストハウスなど、市内の被爆建物のうち6件を国の史跡に指定するよう文化庁に申請することを決め、13日にあった市の文化財審議会で報告した。14日に申請する。国史跡に指定されれば、同市の被爆建物としては原爆ドーム(1995年指定)以来となる。
他の5件は、旧日本銀行広島支店▽本川小学校平和資料館▽袋町小学校平和資料館▽中国軍管区司令部跡(旧防空作戦室)▽多聞院鐘楼。6件はいずれも爆心地から2キロ以内にある。
市は6件について、被爆当時の痕跡を明確に確認でき、当時の姿を比較的そのまま残していることから、歴史的価値が高いと判断。指定されれば修繕時に国の補助を受けられるため、「より長期的な保存や活用につながる」としている。(興野優平)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル