アウトドアウェアのパタゴニア(patagonia)は、「Vote Our Planet ~私たちの地球に投票しよう~」キャンペーンとして、先日7月21日の参議院議員選挙の投開票日、国内直営店23店舗を一斉休業すると発表し注目を集めました。このキャンペーンでは、7月6日からは『ローカル選挙カフェ』と称し、店舗でのイベントを全国8都市の16直営店で開催しています。選挙ドットコム編集部では、12日にパタゴニア渋谷店で、午前9時から約1時間半開かれたイベントを取材させて頂きました。
『ローカル選挙カフェ』とは、パタゴニアが選挙や政治を軸に、これからの社会のあり方や未来について自由に語り合える場として用意したトークイベントです。
この日は、「選挙に行く?行かない?なぜ」「ここを変えたい、こうしたらいいのに…私が気になる社会問題や環境問題」の2つのテーマを中心に、中学生4人を含む10代から70代までの29人(男性16人、女性13人)が参加。店舗のスタッフも混じった5つのグループに分かれて世代を超えたディスカッションを行いました。
ディスカッションで、同店へ職業体験として来ていた男子中学生(13歳)は「僕が教育を受けられるのも毎回、選挙に父と母が行ってくれてるおかげ。選挙権があったら選挙に行きたい」と5年後に手に入る権利を待ち望む気持ちを素直に語っていました。
また、世田谷区から来られた34歳のワーキングマザーの女性は「世田谷区は待機児童がたくさんいる。自分も子どもを認可でないところに預けている。そういった自分の生活に関わることを考えてくれる身近な方に自分の一票を使いたい」と訴えていました。
グループのまとめを発表した71歳の女性は年金や孤独死の話を若い世代と話し合えたことで「将来を考えている若い方がいっぱいいる、ということが分かった。孫にも教えたい」と、中学2年生から大学3年生までいる3人のお孫さんに伝えることができたことに笑顔を浮かべていました。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース