大阪府池田市教育委員会は8日、市立小学校でいじめの重大事態があり、第三者委員会による調査報告書が答申されたと発表した。いじめの内容だけでなく、担任教諭の不適切な指導、学校の組織的な対応の遅れについても言及している。
報告書によると、2021年度に6年生だった市立小の児童が、同級生から宿題ができていないことを揶揄(やゆ)されるなどした。6月にドッジボールを当てられたり、背中をたたかれたりし、学校に行けなくなった。学校でいじめ防止対策委員会が開かれたのは、この約2カ月後だった。
報告書は「早期にいじめ防止対策委員会が開催されなかったことは問題」と指摘。いじめの有無を判断せず、対応が場当たり的なものになり、事案の重大化・長期化を招いたとした。
また担任は、被害児童が宿題…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル