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新型コロナウイルスの新規感染者は11日、全国で1500人以上確認されました。1500人を超えるのは8月8日以来で“第3波の到来”といった状況になっています。この冬に向けて、改めて感染リスクを減らす対策が重要になります。東京都港区の感染症専門アドバイザーをしている、感染症対策コンサルタント・堀成美先生に話を聞きました。 ◇基本の対策
マスクは重要:せきをする時は、ひじでブロック
正しい手洗い:寒くなると、おろそかになりがち
体調不良時:体調不良を感じたら、外出しない (Q.マスクの効果ははっきりしているということですか?)
感染症対策コンサルタント・堀成美先生:「アメリカでは、感染していた美容師が多くの客の髪を切ったが、美容師も客もマスクをしていため、感染した客がいなかったという前向きな報告もあります。『やはりマスクは重要だ』と思ってもらえる話は重要だと思います。ただ、マスクを過信せず、くしゃみやせきをしたら、ひじでブロックするか、人がいない方向を向いて頂きたいです」 ◇最新感染対策4カ条
(1)消毒の仕方
感染症対策コンサルタント・堀成美先生:「理想は、指先を念入りに行います。ウイルスがついた手で、目や鼻や口を触らないようにするため、そこを触ることが多い指先を消毒することが大切です」 (2)換気
感染症対策コンサルタント・堀成美先生:「窓がない部屋では空気の流れようがないので、扇風機やサーキュレーターを使うと補助具として役立ちます。ただ、床に置いてしまうと、落ちてきた飛沫を上げてしまうので、高めの場所から下に向ける方が良いと思います」 (3)公共施設
感染症対策コンサルタント・堀成美先生:「(Q.エレベーターに乗る人数を制限する対策もありますが?)エレベーターの人数制限をしてしまうと、本来やる行動が遅れたり、別の所に影響が出てしまいます。マスクをしたり、エレベーターの中で喋らないようにすることのほうが重要で、そうすることで、人数を多くのせることができます」 (4)正しい会食
感染症対策コンサルタント・堀成美先生:「一つの工夫として、2人であれば、席は正面ではなく、斜向かいにして、正面を向いて話すようにすると良いと思います。また、大きな声を出さなくて良い環境を選んだり、テーブルが広い店を選ぶのも一つの方法です。その他にも、料理を取り分けるのは1人にすることや、喋る時だけ手やハンカチ、扇子などで口を隠すなどもあります。感染対策は無理をすると続かないので、アイデアを組み合わせて、なるべく自然に、ユーモアを持って楽しく行えるものが良いと思います」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース