経営に苦しむ開業医の中には、雇っている職員の給与をカットする動きも出ている。6月の職員の平均給与を前年より削減した開業医は47.6%に上った。
平均給与が前年より増えたのは3.2%にとどまり、49.2%は同水準だった。47.6%は給与を削減しており、2.5%は半減させていた。1人当たりの平均を尋ねているため、必ずしも同じ職員についての給与の減額幅とは言えないが、診療所の経営悪化の影響は、職員の待遇にも及んでいる模様だ。
6月は、4月の診療報酬収入が振り込まれる時期。夏季賞与は6~7月に支払われるのが一般的だが、66.5%が前年と同水準を確保。一方、30.4%は減少させていた。
【調査概要】
調査期間:2020年6月19日~6月26日
対象:m3.com医師会員
回答者数:計1266人
開業医439人=無床診療所406人、有床診療所33人
勤務医827人=大学病院163人、公立・公的病院246人、民間病院278人、診療所116人、フリーランス11人、その他13人
Source : 国内 – Yahoo!ニュース