日本最古の観覧車などレトロな遊具が人気の函館公園「こどものくに」(北海道函館市青柳町)が、苦境に立たされている。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが激減し、遊具の修繕やスタッフの雇用もままならない。「子どもの思い出づくりの場を守りたい」と、インターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。
こどものくには1956(昭和31)年に開園。観覧車は50年に七飯町の大沼湖畔に設置され、65年にこどものくにに移設された。古希を過ぎた今も現役で回り続け、人気のアトラクションだ。一昨年には国の登録有形文化財になった。
昨年は新型コロナの緊急事態宣言を受けて、年間収益の多くを占める春の大型連休中に休園を余儀なくされた。来園者は年に15万人ほどだが、昨年は推計9万人と4割も落ち込み、売り上げはここ10年で最低になった。
今年も5月16日からの緊急…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル