TBS系情報番組「グッとラック!」(月~金曜・朝8時)は25日、フジテレビ系恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が急死したことを取り上げた。
実際に興行を見に行ったことがあるという東大出身のクイズ王・伊沢拓司(26)は、リモート出演で木村さんがSNSで誹謗中傷を受けていたとことについて「SNSの立場差を利用した暴力。安全圏の中から人を殴っているような形で、実際、その人の前に行って、それが出来る人はほとんどいない。安全圏というのは、ともすればフェイクの可能性もあるので、その点も含めて今一度、自分の立場がどういうものなのかということをSNSの発言ではみんなが注意すべきものかなと思う」とした。
また、「SNSは仮想世界だからみんな仮面をつけているし、仮面の外側しか見えないので、より情報は限られてくる。それに対して、社会正義のつもりで断罪してしまうというのは非常に怖いことですし、そもそも断罪する側も仮面をつけて、仮の自分として断罪しているので非常に責任を伴わない正義の行使なわけですよね。社会正義、断罪はやる側、行使する側の責任が伴って初めて意味があるもので、だからこそ法治国家が成り立つ。『我々のやっていることは、正義である。正義でやっているのだから悪くないよ』というのは責任が伴っていないので、何の意味も無い。責任が伴ってこその正義であるということは忘れてはいけない」とやわらかい口調ながらもきっちりと指摘した。
MCの落語家・立川志らく(55)は「正義には罪悪感がないから、歯止めがきかないっていうね。まだ悪意ならいいですよ、悪意なら罪悪感がどこかにあるから歯止めがきくんだけども…」と話した。
報知新聞社
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